酒造りの流れ



古来より、酒造りの基本は一麹・二酛・三造りを念頭に蔵人達が魂を込めて造り上げています。
麹は日本酒の味そのものを造りだし、酛は日本酒の骨格(口当たりや、喉越しなど)を形成し、
造りは香りや、アルコールを生成します。私達はこの日本酒造りの基本を忠実に守り、
手作りを基本に日本酒を造っています。

お米の表面に付いている米ぬかを洗い流し、お米の中心部に水を吸い込ませる事でもちもちした感触の蒸し米に仕上げる事ができます。

(外硬内軟)の表面は硬くゴムのような弾力性のある蒸しましに仕上げ、美味しい麹米、もろみに仕上げる事ができます。

蒸し米を麹室に入れて、90℃から98℃ある蒸し米の熱をゆっくり時間をかけて落としていきます。 32度の蒸し米温度まで下がったそのとき、種麹を蒸し米に付着させます。 ここで初めて蒸し米から麹米へ成長していく育成の始まりです。

麹は日本酒の酒質(味)を決める大切な工程です。 日本酒造りの中で最も重要な作業で品温、麹米の乾き方、麹菌の発育など商品によって全て変化させています。 大吟醸のすっきりした味わいや、純米酒の米の旨みを引き出す造りは、この麹造りから始まります。 一つ一つ丁寧に作り上げ上げられた麹だからこそ美少年のお酒は美味しいのです。

酵母が醗酵してアルコールを生成する工程、お米の原型が少しずつ溶けて液状に変わり、バナナやりんごに似た香りを出します。 日に日に変わる醪の状態を見て温度を下げたり、上げたりし温度管理をしています。